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ヒトの見えない領域までも可視化する「INSIDE TECH」の新たな技術として “ヒトの心の状態”の可視化を実現する情動推定技術を推進

ヒトの見えない領域までも可視化する「INSIDE TECH」の新たな技術として “ヒトの心の状態”の可視化を実現する情動推定技術を推進
目次

〜ヒトの“今”の興味・嗜好を可視化するプロファイリングAIに次ぐ、INSIDE TECHを担う第2のコアテクノロジーに〜

INSIDE TECHで“ヒトのさらなる可能性”を拡張するAIQ(アイキュー)株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役 高松睦、以下AIQ)は、ヒトの見えない領域までも可視化するINSIDE TECHにおける第2のコアテクノロジーとして、非接触にて皮膚の色の変化を測定し、脈波・心拍・ストレス値を推測する情動推定を行い“ヒトの心の状態”の可視化を目指します。スマートフォンやPCなどの汎用的なカメラでのデータ取得に向けた研究開発を進め、リモートワーク中の社員の心の健康管理、遠隔地での健康管理における地域格差の是正に向けた取り組みを加速します。

INSIDE TECHとは?

ヒトの表面的な情報だけでなく見えない領域(INSIDE)を含めたあらゆる情報を、テクノロジー(TECH)によって可視化し「ヒトを知る」。ヒトの新しい可能性を拡張する革新的取り組みです。

行動の傾向や、ヒトとのつながり、購買情報、顔の表情など、“ヒトを知る”あらゆる大量のデータを先端技術により取得、人工知能等の技術を通して解析することにより、INSIDEを含めた“ヒト”の全てが可視化され、そのヒトに相応しい新しい気づきや出会いを創出します。

“ヒトの心の状態”の可視化に向けINSIDE TECHを拡張

いまだ終息の兆しが見えないコロナ禍において、働き方の変化や、対面機会の減少により、孤独感や疲労感、ストレス・不安を抱える方が増加しています。AIQでは、この社会課題を解決すべく、“ヒトの心の状態”の可視化に向けた技術を推進します。スマートフォンやPCなどの汎用的なカメラで撮影した顔動画から、非接触にて情動推定を行い、皮膚の小さな色変化を測定、脈波・心拍・ストレス値を推測する技術です。これにより、非対面での測定が可能になり、リモートワーク中の社員の心の健康管理や、遠隔地での健康管理の地域格差の是正につなげることが可能になります。

スマートフォンによる顔動画撮影と、推定されたデータイメージ



“ヒトの心の状態”を可視化する情動推定における2つの取り組み

1.情動推定分野の世界的権威でもある千葉大学 津村徳道 准教授と技術アドバイザリー契約を締結。

スマートフォンやPCなどの汎用的なカメラを活用した非接触での情動推定は、非常に難易度の高い技術であり、継続的な精度向上が重要です。情動推定分野の世界的権威でもある千葉大学 津村徳道 准教授を技術アドバイザーにむかえ、産学連携プロジェクトとして、研究開発を行っています。

2.和歌山県とすさみ町が推進する「(仮称)南紀スーパーシティ構想」において、合同会社画像技術研究所(千葉大発ベンチャー企業)と共同で提案し、連携事業者に選定。

「(仮称)南紀スーパーシティ構想」とは内閣府の「スーパーシティ型国家戦略特別区域」の指定取得に向けた和歌山県とすさみ町を中心とした紀南地域における取組みで、移動、観光、一次産業、空き家、健康・医療、教育、防災など重点分野における地域課題を解決するとともに、観光をはじめとした当地域の持つ様々なポテンシャルの最大限発揮させるため、各分野の先端的サービスの社会実装を目指す構想です。

(本採択によって、現時点に於いて、当社提案の一部または全部の採用が決定したわけではございません。今後は選定された連携事業者と連携し、スーパーシティ構想の実現に向けて、検討を進めていきます。)

千葉大学 津村徳道 准教授プロフィール

千葉大学 大学院工学研究院 准教授
静岡大学 電子工学研究所 客員教授

津村 徳道

1995年 大阪大学大学院博士後期課程了(博士(工学))
2002年 千葉大学准教授
1999年3月~2000年1月 ロチェスター大学客員研究員
質感工学,情動工学,情報画像工学に従事